カラダFree VS からだを想うオールフリー 痩せるノンアルコールビールを比較してみた
飲むことで痩せる効果を得ることができる、機能性表示食品のノンアルコールビールを徹底比較してみました。
この記事では、両社の製品の痩せる根拠となっている論文の結果などの観点からどちらの製品が優れているかを比較した記事となっています。
比較するノンアルコールビールは、こちら
これらはノンアルコールビールで、両社とも飲むだけで痩せることができる機能性ビールとして売り出されています。
今までの機能性ビールやトクホのビールは飲むことで吸収を抑えることで太りにくくするものでした。飲むだけで痩せれるなんて夢のようですよね。
2社の製品についての記事のリンクを貼っておきます
機能性表示食品ビール比較
「キリン カラダフリー」と「からだを想うオールフリー」について比較してみました。
従来の機能性のノンアルコールビールは、飲むと太りにくくなるという商品がメインでした。
今回紹介するノンアルコールビールは、飲むことで痩せることができる。ノンアルコールビールになります。
両社とも機能性表示食品で、飲むことで痩せることが論文で証明されている商品になります。
商品概要比較
キリン カラダFREE | からだを想うオールフリー |
・アルコール:0.00% ・カロリー:0 g ・糖類: 0 g ・プリン体 :0 mg | ・アルコール:0.00% ・カロリー:0 g ・糖類: 0 g ・プリン体 :0 mg |
メーカーの成分表示では、両社オールゼロであることがわかり、商品概要では互角と評価します。
※成分表示では0と記載されていますが、実際の栄養成分は異なる場合があります。キリン カラダFREEは実質栄養成分が表示されていましたが、からだを想うオールフリーは記載していなく、比較できないので省略します。
痩せる成分効能比較
痩せる成分の効能を比較していきます。
論文の内容を比較してどちらのビールが痩せることができるのかを比較していきます。痩せる目的で飲むので痩せる方を飲みたいですよね。
キリン カラダフリー 熟成ホップ由来苦味酸
キリン カラダフリーに含まれる熟成ホップ由来苦味酸の痩せる成分は、内臓脂肪を減少させると論文で証明されています。
この論文では、20代~60代の男女200人2つのグループに分け、1つのグループをプラセボ飲料(被験者が痩せる飲料だと思わされている飲料)、もう1つのグループを熟成ホップ飲料を12週間、毎日350ml摂取してもらい内臓脂肪の面積を比較した結果になります。
この実験の結果、熟成ホップエキスを含む飲料を摂取してもらうことにより、
内臓脂肪を12週間時点、平均約9.0c㎡減少させることが証明されました。
さらに詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
※キリン カラダFREE商品紹介ページでは、腹部全脂肪面積変化量と記載されております。腹部全脂肪面積の変化量は約17c㎡減少したそうです。おそらく競合製品のオールフリーと比較して痩せると宣伝したいためでしょう。本記事では、オールフリーと同じ条件にするために内臓脂肪の変化量で比較します。
からだを想うオールフリー ローズヒップ由来ティリロサイド
サントリー からだを想うオールフリーのローズヒップ由来ティリロサイドにも、熟成ホップエキス同様に内臓脂肪を減少させる効果が論文で証明されているそうです。
この論文では、健康な成人32名を2つのグループに分け、
1つのグループは普通の飲料、もう1つはローズヒップを含む飲料を12週間 毎日摂取してもらい内臓脂肪の変化量を比較しました。
結果、ローズヒップを含む飲料を飲んでいたグループが平均9.3c㎡減少することが明らかになりました。
さらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください
研究結果比較
研究結果をまとめる表のようになります。
キリン カラダFREE | からだを想うオールフリー | |
内臓脂肪変化量 | 約-9.0c㎡ ※グラフより目視 | 約-9.3c㎡ |
研究被験者数 | 200人 | 32人 |
研究元 | 自社 | 他社 |
内臓脂肪変化量
内臓脂肪変化量を比較すると僅差ではありますが、からだを想うオールフリーの方が内臓脂肪が減少していることがわかります。つまり、からだを想うオールフリーの方が痩せることができることがわかります。
研究被験者数
研究被験者数では、「キリン カラダFREE」は200人、「からだを想うオールフリー」は32人であることから、
「キリン カラダFREE」の研究では、実際にからだFREEを12週間飲んでもらい実験をしています。それに対して、ローズヒップに関する研究では、ローズヒップを含んだ飲料を被験者に飲んでもらい実験をしています。実際に 「からだを想うオールフリー」を摂取している研究ではないです。
そのため、「からだを想うオールフリー」を飲んだからと言って、同等の効果が得られるとは限りません。
以上のことから、研究内容を評価すると、「キリン カラダFREE」の方が信頼性の高い研究を行っているように思えます。
これらの観点から、研究結果比較では、キリン カラダFREEが勝っていると考えます。
ビールの味の比較
両社の商品紹介ページを見ると
キリン カラダFREEは80%(被験者数 120人)の方が味に対して高評価であると答えています。
※キリン社調べ
からだを想うオールフリーでは、93%(被験者数 717人)の方がおいしいと答えております。
※サントリー調べ
この結果から味に関してからだを想うオールフリーが勝っていると思います。
飲み続けるには、味がおいしいことも大切ですよね。
実際に飲んでみた
実際に2つの痩せるビールを飲んでみました。
からだを想うオールフリー | キリン カラダFREE | |
飲みやすさ | △ | ○ |
味 | ○ | ○ |
のど越し | △ | △ |
実際に飲んで比較した結果、飲みやすさで、キリンのカラダFREEのほうが飲みやすく感じました。
この飲みやすさの差には製造工程にあると思います。
カラダFREEの熟成ホップエキスは、本来のビールの製造過程を工夫することによって痩せる成分を付加しています。
それに対して、からだを想うオールフリーは、ビールの製造工程で生成されない、ローズヒップ由来ティリロサイドをノンアルコールビールに入れているので、味わいが少し変わってしまうのだと思います。
実際に飲んでみて私は、キリンカラダFREEの方が優れていると感じました。
※これは管理者の個人的な意見になります。ですので味わいには個人差があります。
まとめ
業界初の飲むだけで痩せることができるキリン社とサントリー社の機能性ビールについて、比較しました。
比較の結果、痩せたいのであれば「キリン カラダFREE」おいしく飲みたいのであれば「からだを想うオールフリー」であると評価させていただきました。
ノンアルコールビール市場は、伸びてきており、酒税がかからない分利益率も高いためキリン社もサントリー社かなり力を入れているように見えます。
今後は両社トクホの登録を目指していくのではないでしょうか。
機能性表示食品は、企業独自の判断で表示を付けることができます。
それに比べ、トクホ(特定保健用食品)は消費者庁の許可が必要です。
この表示権を取得して、差をつけたいと考えていると思います。
両社の商品のアマゾンのリンクを貼っておきますのでよろしければお試しください。
商品名 | からだフリー | からだを想うオールフリー |
商 品 | ||
アマゾンリンク | キリンカラダフリー | からだを想うオールフリー |
既にアサヒ飲料とサッポロでトクホ表示を取得したノンアルコールビールを比較した記事のリンクを貼っておきます。
※評価はあくまでも筆者の独断な評価になります。
■参考
キリン カラダフリー 商品紹介: https://www.kirin.co.jp/products/nonalcohol/karadafree/
サントリー オールフリー 商品紹介: https://www.suntory.co.jp/beer/allfree/karada-allfree/
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